血液透析患者における乳酸菌摂取時の血清リン値とi-PTHの変化について

URI http://cur-ren.cjc.ac.jp/metadata/792
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Title
血液透析患者における乳酸菌摂取時の血清リン値とi-PTHの変化について
Title Alternative
Changes in Serum Phosphorus Levels and i-PTH in Hemodialysis Patients in Response to Lactobacillus Probiotic Intake
Author
著者 古川 愛子
著者(別表記) Furukawa Aiko
著者 秋山 恭子
著者(別表記) Akiyama Kyouko
著者 有元 克彦
著者(別表記) Arimoto Katsuhiko
著者 松下 暢子
著者(別表記) Matsushita Nobuko
著者 川上 祐子
著者(別表記) Kawakami Yuko
Abstract

 慢性腎不全透析期の患者50名を対象に,乳酸菌飲料を8週間摂取させ,摂取後の便性および臨床検査値に対する影
について検討した。摂取8週後の排便回数や排便量は明らかな変化は認められなかったが,便の性状について「バナナ状である」と答えた者の割合が増加した。臨床検査値では,血清リン高値群(P>6.0mg/dL)で血清リン値が4週後以降に有意な低下を示し,血清i-PTHは8週後に有意な低下が認められた。また8週後において,開始時にi-PTHが高値(iPTH>240pg/dL)を示した7例のうち5例が基準範囲内となった。したがって,透析を行っている慢性腎不全患者に対し,乳酸菌飲料を補給することは,血清リン値とi-PTH値の改善をもたらすことが示唆された。

Subject
490 Medical sciences. Pharmaceutics
Keyword
慢性腎不全
血清i-PTH値
血清リン値
食事療法
乳酸菌飲料
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Publish Date
2014-06-16
Publication Title
中国学園紀要
Publication Title Alternative
Journal of Chugokugakuen
Volume
13
Start Page
97
End Page
102
ISSN
1347-9350
NCID
AA11806598
Publisher
中国学園大学/中国短期大学
Copyright Holders
中国学園大学
中国短期大学
Contents Type
Departmental Bulletin Paper
language
Japanese
File Version
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