楽譜監修者による演奏解釈の比較とその効果についての一考察-フランシスコ・ミニョーネ『街角のワルツ』を題材に-

URI http://cur-ren.cjc.ac.jp/metadata/860
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Title
楽譜監修者による演奏解釈の比較とその効果についての一考察-フランシスコ・ミニョーネ『街角のワルツ』を題材に-
Title Alternative
Study of the Comparison with the Effect of Performance Interpretation by the Music Editorial Supervisor-Francisco Minyone the “Street Corner of the Waltz” to the Subject-
Author
著者 小野 文子
著者(別表記) Ono Ayako
著者 廣畑 まゆ美
著者(別表記) Hirohata Mayumi
Abstract

 フランシスコ・ミニョーネ作曲『街角のワルツ第5番』は民族性を反映した優雅でリズミカルな音楽である。ブラジルは1500年にポルトガル人に発見され,移民を主に幅広い文化交流がなされる場所となり,ヨーロッパの文化の影響を受けながら発展した。音楽にもその影響が強く表れており,ブラジルの持つ民族性とヨーロッパからの音楽の形式美が融合し,独特な印象を放っている。しかしラテンアメリカにおける音楽は近代に近い時点で発展していることから,調査文献等は少ない。また経済的にも現在になってようやくBRICSの中の1国として発展していることもあり,調査を蓄積していく印刷技術や保存技術が長けているとも言い難い。現にこの『街角のワルツ』の原典版も原典出版社での保管状況が悪く楽譜に不備が見受けられるとのことである。
 この曲を演奏する過程で2冊の楽譜に出会ったが,見比べると,存在するはずのところにペダル記号がなかったり,存在しないはずのところに速度表示があったり,楽譜によって書かれていることが多少違うことに気付いた。この違いは何を元に生まれ,どちらが正しいのか,演奏としてあるべき姿はどちらの方がよいのか。その楽曲を制作した時の作曲家の状況等も含めて調査し,楽譜の監修者による演奏解釈の比較とその効果について考察する。(1)

Subject
760 Music
Keyword
フランシスコ・ミニョーネ
『街角のワルツ』
宮崎幸夫
マリア・ジョセフィーナ・ミニョーネ
校訂
監修
演奏表現
References

(1)マリア・ジョセフィーナ・ミニョーネ(校訂・監修)『ミニョーネ 12の街角のワルツ』音楽之友社,2015年,第5刷
(2)仲田久美子『エディション比較研究 ショパン《ピアノソナタ第2番 Op.35》-系譜をたどる-(3)補遺』岐阜大学教育学部,2015年
(3)小野文子『Franz Lisztの「超絶機構練習曲」―演奏者からみた初版及び原稿版の比較研究―』中国学園大学紀要,1995年
(4)沼田宏行『ドビュッシー《練習曲集》の原典研究と演奏解釈に基づく校訂:再現芸術における楽譜の信頼性と可能性+(演奏)ドビュッシー作曲 「Images」他』東京芸術大学,1997年
(5)宮崎幸夫(校訂・監修)『ラテン・アメリカ・ピアノ曲選1 ブラジル編1』全音出版社,1998年
(6)黒河好子『絶対!進化する ピアノレッスン100のコツ』ヤマハミュージックメディア,2014

Publish Date
2016-06-16
Publication Title
中国学園紀要
Volume
15
Start Page
125
End Page
130
ISSN
1347-9350
NCID
AA1180598
Publisher
中国学園大学/中国短期大学
Copyright Holders
中国学園大学
中国短期大学
Contents Type
Departmental Bulletin Paper
language
Japanese
File Version
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